「homework」(ホームワーク:宿題)について
「homework」(ホームワーク:宿題)について
「宿題」は英語で「homework」(家でする仕事)といわれるように、
子どもにとっては、勉強することが「仕事」といえるかもしれませんね。
大人なら仕事をすれば時給または成果給で給料が発生しますが、
子どもは勉強が仕事といっても、目に見える見返りはなかなか実感できないことが多いです。
TERAKOYAでは、
「学びそのものが楽しい!」と最初から感じられる人は少ないので
スモールステップとして、ポイント用紙で授業のたびに「お菓子ゲット!」とか自習にきた時間に応じて「ムビチケゲット!」とか
ささやかな達成感を身近に感じられるように工夫しているところです。
学びを通して成長が実感でき、「学ぶことそのものが楽しくて仕方がない!」ところまでいけば、
ポイントやご褒美に関係なく自ら学び続けていくことになりますが、
スイッチをいれて歩き出し、走り出すまでにはかなりのエネルギーが必要になるものです。
参考にならないかもしれませんが、
我が家では、福岡の長男が中学3年生で、英単語アプリmikan(先日みなさんにも紹介したアプリです)を勧めてきましたが、
なかなかスイッチが入りませんでした。
そこで、
「英単語を覚えた数だけお小遣い!更に2000語達成したなら、特別ボーナス1000円」と伝えたら
コロナの休校期間中に2000語をクリアーして2000円、プラス特別ボーナスもゲットしました(笑)
お小遣いで勉強させるのは、教育上、賛否両論あるとも思いますし、ご家庭の教育方針もそれぞれあると思いますので、
あくまで我が家の場合ですが、カンフル剤として、努力に対してご褒美を時々、設けることがあるということです。
ご褒美で勉強することのメリット・デメリット
ご褒美で勉強することのメリット・デメリットについて、ハーバード大学の研究結果を引用した興味深い記事がありますので、URLを載せておきます!
https://www.himawari-child.com/knowledge/4530.html
結論だけ抜粋しておきますね
1:結果に対してご褒美を設定する(たとえば、高校に合格したら最新のスマホがもらえる)
2:努力に対してご褒美を設定する(たとえば、英単語100覚えたら、ゲームをしてもいい)
「1」よりも「2」の方が、子どもの行動が変わり、結果的に学びの意欲を高めることが多いとのこと。
「なぜ結果に対してのご褒美でなく、努力に対してのご褒美の方が子供の心が動かされるのか?」
その理由は2つ
1つめの理由はご褒美がすぐにもらえることです。
これは大人でもそうですが、「後々に手に入るご褒美」よりも「すぐにもらえるご褒美」の方が魅力的で心を動かされるんです。
2つめの理由は、行動のハードルが低いことです。
高校に合格するには、勉強法を工夫する、学習計画を立てて勉強を進める、本番で実力を発揮するなどなど、いろいろと考えて行動しなればなりません。
英単語100を覚えるなら、その気になれば30分もあれば達成できます。
「今」の行動が変るのは、努力に対してのご褒美設定とのこと。