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恩送り

 
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「恩送り」について

「恩返し」は、恩を受けた人に、恩返しをするものですよね。
「恩送り」は、恩を受けた人に、恩返しをするのではなく、第三者に、受けた恩を送っていくというもので、
この言葉を知った時に、「スゴイ!」と思っていたんです。

映画「ペイ・フォワード」

「恩送り」で検索すると、映画「ペイ・フォワード」が出てきたので、観てみました!
「一人の少年のアイデアが世界を変える」というもので、11歳の少年は、社会科の授業で「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」
と問いかけられます。

ホームレスを家の駐車場に連れてきて食事を出したりして、親から怒られたりするなどしながら、
「ペイ・フォワード」他人から受けた厚意をその人に返すのではなく、周りにいる別の人へと送っていく、という奇想天外なアイデアを思いつきます。

このユニークなアイデアが広がり、心に傷を負った大人たちの心を癒やしていく映画でした。

コーヒーショップ「The Corner Perk」

以下は、恩送りのもうひとつの話題(実話)です。

映画のようなことが、小さな町の小さなコーヒーショップで実際に起きた。
舞台となったのは、アメリカ・サウスカロライナ州のブラフトンという町にあるコーヒーショップ「The Corner Perk」。

地元の人たちで賑わうこのカフェに、2年前のある日、一人の女性客がやってきました。
その女性は自分のコーヒー代を支払った後、100ドル札を置いて店員にこう言いました。

「このお金がなくなるまで、ここに来たお客さんの分をごちそうしたい」

店員は驚きながらもその提案を受け入れ、実行することに。
驚いたのは店員さんだけではありません。後から来たお客さんたちはみな「コーヒーが無料って、どういうこと?」とびっくり。

そのたびに「先ほど来たお客さんが、みなさんの分も払ってくれたんですよ」と説明したそうです。

この噂は町中に流れて12,000人以上の人に広まり、多くの人がこれからやってくるほかのお客さまの代金として、お金を置いていったそうです。

中には何も買わずに、寄付だけしに来た人もいたとか!
この映画みたいな本当の話はテレビや雑誌などからも注目を浴び、コーヒーショップは一躍有名に!

半沢直樹の「倍返し」が流行ったこともありましたが、
受けた仕打ちを倍返しにする爽快さは、見ていて気持ちがスカッとするものがありました(笑)

受けた恩を、別の人に送っていく「恩送り」には、心温まるものがありますね(^^)/

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