高校受験まで約3か月!具体的な勉強メニューのアドバイス!
高校受験まで約3か月!5教科の具体的な勉強メニュー
公立高校(普通科)の受験をする方へのメッセージ!
全教科:入試の過去問を1年分は力試しで解く!
解けない問題が現時点では、半分以上ありますが、入試では、65%正解なら十分合格です。
- 難問には手を出さなくていいことを身をもって感じる
- 出来なかった問題の中で、「ここは解けるようになりたい」問題をTERAKOYAで採点しながらピックアップします。その分野を集中して取り組む。
今、限られた時間の中で、ついついしてしまう勉強が、中1の内容から中3の内容まで、一通り全部やり直してしまうことですが、それを5教科全部しようと思ったら、とても時間が足りなくなり、余計に焦ってしまいます。
公立高校の入試では、問題をつくる立場で考えてみると、過去の問題より、難しすぎたり、簡単すぎたりすると、批判を受けますので、どうしても過去の問題のレベルに合わせるために、似たような問題が出る傾向が極めて高いです。
理科や社会で言えば、教科書や資料集の3年分の情報量を100とすると、過去に出された問題の情報量は60ぐらいまで絞られます。しかも、その60の中には、難問もありますので、入試で合格するために必要な65%の正解を出すために必要な情報量は、40ぐらいまで絞ることができます。(※あくまでも、受験に合格することだけを考えたプランとして書いています)
理科
過去問を見れば分かるように、大問が【1】から【8】ぐらいまであり、すべて実験、観察、データ、一覧表といったものを使った問題で、問題設定の説明文が長いです。単に、用語だけを尋ねる出題形式にはなっていません。(もちろん、小問の中に用語を答えるものもありますが、長い説明文を読んでからでないと答えられないものがほとんどです)
大問の中に小問が、2問または3問用意されています。中期選抜では40分の時間で、大問8問の長い説明文を読んで理解して、約20問の小問に答えていきます。
中学3年間の内容を「広く、少しだけ深く」(広く、浅くなら対処しやすいのですが、それだと正解する人が多くなりすぎるので)というイメージの問題になっています。
しかし、この「広く」にポイントがあります。理科の大きな分野は17分野。それぞれいくつかの小分野に分かれます。
その小分野が60ぐらいです。ですから、問題のパターンとしては60パターンぐらいあり、その中から8パターンが大問として選ばれているといえます。
一日に1パターンを攻略すれば、60日で60パターンを攻略できるイメージです。ここでいう攻略とは、満点をとることではなく、あくまで65%の合格点を取ることをいいます。
理科の語呂合わせの記事は、60パターンを攻略する時に、間違えやすい用語や覚えにくいものを、理屈をふまえて覚えると覚えやすくなる視点でまとめたものです。単純な語呂合わせもあります!参考にしてみて下さい。
社会
社会は、用語集を覚えるだけでは、解けない問題です。
グラフ、地図、写真、データなど資料を使った問題形式に数多くあたる方が、用語集を覚えるよりも、ずっと受験対策になります。
まさに、覚えてから問題を解くのではなく、覚えるために問題を解くのが社会です!
そういう意味では、気合を入れて覚えるぞ!というより、答えをみながらでいいので問題を解き、解説にも目を通し、一言説明をしてくれる先生や友達がいれば、一層記憶に定着しやすくなります。
問題集の1ページか2ページに答えを書き、解説にも目を通し、少し覚えられたと思ったら、答えを口でいいながら覚えられていないところだけをチェックする。
この時に、大切なことは、語句を正確に書けなくても問題ないということです。難しい語句を書かせる問題は出ていませんし、仮に出たとしても、ほとんどの人は正確に書けませんから、差はつきません。
また、記述問題も数問出ますが、それは捨てても大丈夫です。それよりも選択問題や並べ替え問題が多いですから、そちらで正解を出せるように残された3か月間、集中するほうが得点アップに大きくつながります!
年代順に並べ替えをする問題は頻出ですし、ちょっとした歴史の前後関係を確認することで、記憶に定着しやすくなる効果がありますから、歴史の年代語呂合わせの記事も参考にどうぞ!インパクト重視の語呂合わせや内容を思い出しやすい語呂合わせにしています。
理科と社会は、かけた時間に比例して一番得点アップにつながる教科ですから、大手の塾では力を入れています。
時間をかけるといっても、用語集を覚えることや、教科書を全部読み返すことに時間をかけるのではなく、入試の過去問を中心にまずは、取り組んでみることがおススメです!
1回目は、半分以下しか解けなくてもOK!(みんな最初は、そうです)
2回目に、同じ問題を解いて、「同じ問題なら解けるぞ!」と思えたら、確実に力がついている証拠!
その積み重ねが、最速で本番で合格点をとる道になることが多いです!
すべての人に、上記のやり方が合うとは言えませんが、勉強の仕方そのものが分からないという受験生は、中学生には多いです。
高校生でも、まだ自分に合った勉強の仕方が見つからない人はたくさんいますので、中学生ならなおさらです。
国語
国語は、時間をかけた分に応じた結果が見えにくい教科ですが、一番おススメなのは、入試の過去問を国語は7年分ぐらい解いてみる。
そして、大事なのは、答え合わせをするときに、なぜその答えになるのか、解説が詳しく書かれていますから、その解説を読んで理解する。これだけで国語にかける勉強は、充分だと思います。
特に、国語の問題集を買わなくてもいいと思います。買ったとしても、それをやるだけの時間もないのが実状です。
何度も書きますが、合格する点(65%)をとる力さえつければいいので、ある意味、他の人が何点とろうと関係ないと言えます。
同じ高校でも75%正解で合格の人もあれば、55%ぐらいで合格する人が、あります。
65%なら、確実な合格ラインということであって、60%以下でも受かる人は出てきます。
受験は、マラソンのようなものですから、全力疾走するのは、ゴール直前で大丈夫です。それまでは、ほどよい緊張感で6割から7割の力で走り続けられた人が、確実にゴールできる人になります!
つまり、マラソンで1位になるのが受験ではなく、ビリでもいいので、途中でリタイアせずに、走り切ったらゴール(合格)できるということです。
ウサギとカメの話で言えば、ウサギタイプ(途中で休憩する人)でも、カメタイプ(コツコツゆっくりの人)でもいいので、ゴールする順番は関係なく、ゴールするまで走り切ったら合格できるというのが受験です!
ご家族の方は、マラソン選手をサポートする立場になりますが、途中の給水所で、栄養ドリンクを手渡したり、健康管理をしたり、時には、体や心の緊張をほぐしたりと、普段通りの日常生活が送れるようにして頂ければ、大丈夫だと思っています!
高校受験でも、大学受験でも「合格は、日常生活の延長線上にある!」と言われますから、ご家庭では、子供たちがいつも通りリラックスできるようにして頂くだけで大丈夫だと思います!
勉強のことは、安心してTERAKOYAにおまかせ下さい!
数学
受験勉強で身につける力は、問題を完璧に解く力ではなく、合格する点をとる力!つまり難問は解かなくていい!
自分が解けない問題は、他の人も解けないぐらいに思えばいい!
基本問題を解く力をつければ合格です!
過去問の基本問題を解くとは・・・・・
数学なら大問【1】に小問が8問あります。ここは、押さえておきたい基本問題ですから、6問から7問は正解を目指す!
大問【2】から【6】は、小問が2問から3問あります。基本的に小問(1)だけをまず解いていく。
小問(2)と(3)は、すべての小問(1)をしてから解く!
試験時間は40分です。すべての小問(1)を解くまで30分かかったとして、残りの10分で小問(2)を解いていく!
上記の解き方で、5年分の過去問を今の時期はやってみるのが、ベストだと思っています。
※小問(3)については、難問の部類に入りますので、ほとんどの人は解けないと思って大丈夫です。
英語
英語の公立高校入試:長文対策・単語帳の使い方は、英語の勉強方法の記事に詳しくまとめています!
学校の授業
受験生が見落としがちな点に、学校での授業の過ごし方があります。
どんなに塾で勉強したとしても、学校で過ごす時間が一番多いので、それを最大限に活かさない手はありません。
【ノートの工夫】
ノートをとるときに、黒板をそのままうつすより、後からノートを見た時に、授業の内容が再現できるようにする(実は、これがノートをとる目的)たとえば、板書だけでなく、先生の説明も書き加えながらノートをとる。プリントをノートに貼りつける場合は、そのプリントに先生の説明を書きこんでいく。
受け身になりがちな授業を効果的に活用する方法
学校を休んだ友達に、その日の授業の内容をノートを見せながら教えてあげるつもりでノートをとる!
【重要】学校の授業が学力の土台作りに最適!
TERAKOYAでは時々、学校の授業の内容を5分間、ノートを見ながらプレゼンしてもらう機会をつくっています!
最後に
受験というと、一生懸命、詰め込み式で頑張らないと合格ができないと一般的に思われていますが、司法試験や税理士試験のような特殊な試験は別として、高校受験、大学受験では、多くのことを暗記しているかが問われるのではなく、基本的な内容を身につけているか、そしてそれを使いこなせるかが問われています。
入試の過去問に数多く当たりながら、一回目は、ほとんどの人は解けませんが、説明を聞いたり、自分で解説部分を読んで理解した後、二回目を解けば、かなり問題を解くことができます。
このトレーニングをするかどうかで合格が決まるといっても言い過ぎではありませんので、暗記を一生懸命しなければならないということではありません。
ちょうど、ピアノのレッスンのように、とにかくピアノを弾くトレーニングをすれば、人前で「ドレミの歌」ぐらいは弾けるようになるようなものです。
ゆっくり休憩をとりながらでいいので、ピアノのレッスンを3か月続ければ、かなりの曲が弾けるようになっています!
★★★★★おススメ問題集★★★★★