愛情は三度三度の食事と同じ
愛情は三度三度の食事と同じ
最近、読んだ育児書の中から具体例の抜粋です!
「ほんの少しの工夫で『元気な子』『できる子』が育つ(小学校教師23年:親野智可等)
Aくんのお父さんは、しつけに厳しく、食事中は姿勢をよくして座り、靴もきちんと揃えて、脱いだ服もきちんとたたまないと、叱られたり、怒られたり、時には叩かれてしまいます。
お母さんは、お父さんが怖くて止めることができません。
そのAくんの学校生活は?
心が愛情で満たされていないので、友達に優しくすることができません。
ささいなことでキレて、友達とすぐにケンカになります。
勉強も学校内の活動もすべてにおいて「ヤル気」がでません。
このお父さんは、Aくんをきちんとしつけているつもりで、結果は正反対になっていたのです。
Bさんという女の子は、すごくしっかりした女の子で、生活態度も良く、友達にもやさしく親切でした。
ところが、赤ちゃんが生まれてから、その子は変りました。
友達と言い合いになったり、学校でも家でも、大声で泣くことが多くなりました。
「あなたは、お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」みたいに言わることが多かったんですね。
お父さんとお母さんが、今までのように触れ合いを持つように心掛けられて、Bさんに元気が戻ってきましたが、一時期は本当に大変でした。
子どもにとって、愛情は三度三度の食事と同じようなものなんですね
「子どもにとって、愛情は三度三度の食事と同じようなものなんですね。
植物に、水をしばらく与えないと枯れてしまいます。成長に必要な水分を毎日適量、与え続ける。
一度にまとめて受け取ったり、蓄えておけるものではないんですね。
昨日の朝、笑顔で送りだしたら、今日も笑顔で『いってらっしゃ~い』と送り出す。
昨日、子どもの大好きな三つ編みをしたなら、今日も三つ編みをして学校へ送り出す。」
心が満たされていると、素直になれます
「心が満たされていると、素直になれます。
親の言うこともしっかり受け入れることができます!
生活上のしつけといっても、三度三度の愛情を与え続けることが元なんですね」
最近読んだ他の子育ての本の中に「子どもをしつける前に大切なことが、子どもを10万回笑顔にすること」という内容がありました。
一日30回笑顔にすれば、10年間で10万回です(^^♪
「僕を、私を笑顔にしてくれる人の言うことなら素直に聞こう!」という気持ちが育まれますよね!